アレルギー科診療

アレルギー物質により目や鼻、耳、皮膚、気管、気管支などに色々な症状がでる疾患を 取り扱う診療科です。1996年に診療科として認められた、比較的新しい診療科です。

当クリニックにおいては、主に花粉症、アレルギー性鼻炎の治療を行っております。 アトピ-性皮膚炎、蕁麻疹(じんましん)についてもご相談ください。

アレルギーとは、ある種の食品の摂取や物質との接触によって、体の免疫作用が異常反応を 起こすことです。 人の体には、異物に対し、抗体を作って異物を排除する働き(免疫機能)があり、 この免疫機能が過剰に働いてしまうことでアレルギー症状を引き起こします。 患者さんと私たちとの共同作業によって診療効果を得られるよう努力しております。

時にはアナフィラキシーを発症し、重篤な症状を引き起こすこともあるため、アナフィラキシー発症予防に対する投薬も行っております。

スギ花粉症に対する舌下免疫療法については、こちらをご覧ください

花粉症について

花粉症は、空気中に浮遊している花粉を吸い込むことによって引き起こされるアレルギーです。
花粉が鼻腔の粘膜や目の粘膜に接触すると、その拒絶反応が、鼻や目の症状になって出てきます。 この症状は、花粉が飛んでいる期間中、持続します。

鼻の症状(くしゃみ・鼻水・鼻つまり)や目の症状(かゆみ・涙・充血)などのほかに、 その不快な症状で集中力不足になったり睡眠不足になりおやすくなります。

また、口呼吸をすることからのどの痛みもしばしば合併します。 耳の奥のかゆみや頭痛・頭重感や消化器症状(消化不良や食欲不振)を起こすこともあります。

とにかく、「花粉対策」が一番大切です。

外出時には、マスク・メガネ・帽子を着用しましょう。マスクの内側に湿ったガーゼをはさむ工夫を したり、花粉を通さない特殊な素材の花粉症専用マスクも薬局で売っています。 メガネは目に花粉がつくこと防ぎます。帽子は髪についた花粉を目や鼻に落とすのを防ぎます。

外出時には、毛皮や毛足の長いセーターなどは避けたほうが無難。 スベスベした織りの細かい素材がいいでしょう。 帰宅時には、玄関先でしっかりと体についた花粉を落としましょう。 当然ですが、室内に花粉を持ち込まない工夫をする必要があります。

花粉症の治療は、花粉飛散予定の約2週間前から抗アレルギー剤を内服するのが 理想的(季節前投与)です。

鼻の症状には、抗ヒスタミン薬・副腎皮質ステロイド・抗アレルギー薬・漢方薬の内服や 点鼻や点眼などや、アレルギー体質の改善を目的として、「減感作療法」を行うこともありますが、 長期間の治療が必要です。

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